自己紹介<ソーシャルワーカー~MSW編②-2>(2026.05.22記)
- こころ ふくし
- 5月24日
- 読了時間: 2分
更新日:5月24日
河川敷のホームレスBさん。
検査の結果、胃癌と診断された。
(ステージはおぼえていないが、この後の経緯を思い返すと
ステージⅡかⅢくらいだったのかな?)
Bさんは、検査を受けて診断されただけで、
手術等はしていなかった。
腹痛が酷く 外で倒れ、
近くにいた市民が救急車を呼び、
搬送されたらしい。
Bさんは退院したがった。
理由を尋ねると
「家をそのままにしてきてしまった。
仲間も心配するだろうから、
とにかく一度帰りたい。」

はじめは救急搬送されてストレッチャー上だから
よく見ていなかったが、
Bさんはワイシャツ・スラックス姿で
普通の社会人に見える。
とても河川敷で暮らすホームレスには見えなかった。

ホームレスのイメージと違って小綺麗にしていた。
ホームレス独特の腐敗臭のような体臭は一切ない。
髭も手入れされていた。
「複は公園の水道で洗っている。
髭はずっと同じカミソリだけど剃っている。
みっともなくしていたくないから、
ある程度ちゃんとしていたい。」
“家”といのは、ぼくたちが想像する“家”じゃない。
河川敷に作っているホームレスとしての“家”のことだ。
でも、この人は俗にイメージされる
「ホームレス」とはちょっと違う。
この人には、自尊心がある。
自暴自棄になってホームレス生活を
しているわけじゃない。
身なりを整え、
身体の清潔も保ち、
「ある程度ちゃんと」している。
自分を心配する「ホームレス仲間」--
他人を気遣う社会性も
感じ取れた。
きっと、自分を大事にして、
体調の悪いことがあれば
受診してくれるだろう。
と、ぼくはアセスメントした。
Bさんと小一時間程度は話し合っただろうか、
ぼくは、「具合の悪いことがあったら、必ずぼくを訪ねて
病院に来ること」と約束して、退院に同意した。
(もちろん退院許可を出すのは主治医だが)
それから約1年後、Bさんは
再来院した。
(つづく)



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