自己紹介<ソーシャルワーカー~MSW編②-3>(2026.05.24記)
- こころ ふくし
- 5月24日
- 読了時間: 2分
胃癌の診断を受けるも治療を拒否し、
河川敷の「自宅」に帰って行ったBさん。
約1年後だったろうか、
ぼくを訪ねてやってきた。
(ぼくが勤務していた病院では
医療ソーシャルワーカーは
外来患者様から見えるオープンなカウンターみたいな
席があった。
もちろんソーシャルワーカー専用の
小さい事務室もあり、そこにPCもあったが、
ぼくはPC仕事をするときはその席で
仕事していた。
患者さんが見える場所にいることが好きだったから。

「北川さん」
Bさんだった。
相変わらず、Yシャツにスラックス姿。
ネクタイでも締めようものなら、
普通にサラリーマンに見える。
「診察してもらいたいんです。」
ぼくは、来てくれたことに感謝を述べつつ、
あれからどうしていたのか等々訊きたいことは
たくさんあったが、まずは診察につなげることが優先。
細かい体調云々は医者が訊いてくれればいいので、
細かい話はともかく、外来待合室で待っていただき、
①医事課長へ事情説明
②生活保護担当に連絡。とりあえず今回受診費用の工面の確認
③前回診察した医師に事情を説明し再診を依頼

Bさんは受診することができ、
外科で手術する方向となった。
今日から入院。
生活保護担当が来院され、
Bさんはぼくも同席のもと、生保担当者と面接した。
生保担当者(ケースワーカー)が提示した
Bさん本人との約束は
「家を探してきちんとした住居に住み、
生活保護を受給する。
そして仕事に就く」であった。
(1年前の時には、生活保護課で病院に対する
医療費支払いは緊急工面してもらったが、Bさんは
住所を持たないため生活保護(医療保護)にはならず、
そのままホームレスを続けていた)
※生活保護を受けるためには、「住所」が
なくてはならないのです。
今回および前回の医療費は、生活保護費・今後働いたお金で
少しずつ返していくことになった。

Bさんの手術は、さほど難しいものではなく、
がんはキレイに取り除かれ、
Bさんの回復も早かった。
これから、ホームレスBさんの社会復帰への道が始まる。
(つづく)



コメント